どうも、ITブロガーのTOTO(@hikakora_toto)です。
『よくばりWiFi』は『どんなときもWiFi』より後発で発売されたサービスです。どんなときもWiFiと同じ端末が使えることで気になっている人も多いのではないでしょうか。
今回は2019年9月にエクスゲート社が提供を開始した『よくばりWiFi』と『どんなときもWiFi』を6つの視点で徹底比較をしてみたいと思います。
そして、比較の結果『よくばりWiFi』は買い?についての疑問を解決していきたいと思います。
今後もこうしたモバイルWiFiルーターが登場していくでしょう。顧客争奪の競争が激しさを増せばユーザーの私たちにとってはありがたいことです。
しかし一方で、何を選んだら良いのか迷ってしまうことも事実です。
たくさんあるモバイルWiFiを一度に比較しているサイトも多くありますが、一度にたくさん比較してもわかり難いと思っている人もいるでしょう。
ですからこの記事では初心者の方にも、できるだけ分かりやすく2社にしぼり比較をしています。
比較はCMで人気が出た『どんなときもWiFi』です。
今回の記事を最後まで読んで頂ければ購入してから後悔することは無いかと思います。
- よくばりWiFiを検討している人
- 新しいモバイルWiFiを探している人
- WiMAXに不満を持っている人
『よくばりWiFi』vs『どんなときもWiFi』6つの項目で比較!!
今回比較する項目は以下の6つ項目です。この6項目をそれぞれ比較して勝敗をつけていき『よくばりWiFi』は『どんなときもWiFi』に勝っているかを検証していたいと思います。
6つの比較項目
- 月額料金の比較
- 端末の性能比較
- 通信(速さ、繋がり)の比較
- 海外利用の比較
- 補償制度の比較
- 解約条件の比較
【1回戦目】月額料金の比較(落とし穴に注意!!)
まずは商品を選ぶ上で最も重要な指標となる月額料金の比較をします。モバイルWiFiは各社、料金、契約期間など条件はバラバラです。
そして、ここで注目してほしいのが初期費用です。月額料金が安くても初期費用やキャンペーンの適用で月額料金が変わってきます。
月額料金だけでなく契約期間のトータルでいくら支払いが発生するかを確認することが大切です。
このトータル支払い額を見落としがちな人も少なくありません。
よくばりWiFi | どんなときもWiFi | ||
契約期間 | 1ヶ月プラン | 24ヶ月プラン | 2年間 |
1ヶ月 | 2年間 | ||
1ヶ月目~24ヶ月目:料金 | 4,880円/月 | 3,450円/月 | 3,480円/月 |
25ヶ月目以降:料金 | 4,880円/月 | 3,450円/月 | 3,980円/月 |
初期費用 | 3,800円 | 3,800円 | 3,000円 |
端末費用 | 0円 | 0円 | 0円 |
端末補償 | 380円/月 | 480円/月 | |
支払い方法 | クレジットカード | クレジットカード | クレジットカード 口座振替 |
キャンペーン | 適応なし | あり | なし |
2年間総額 | 120,920円 | 86,600円 | 86,520円 |
『よくばりWiFi』は1ヶ月レンタルと24ヶ月レンタル、2種類のプランから選ぶことができます。『どんなときもWiFi』はシンプルにワンプランのみです。
『よくばりWiFi』の1ヶ月プランを選択する場合、超短期で解約をすることが前提になるかと思います。月額料金が高く設定されているので長期的な利用なら24ヶ月プランを選択すべきです。
では、両社の比較ですが月額料金はほぼ同額ですから初期費用を含めたトータル金額を見ていきましょう。
『よくばりWiFi』:3,450円×24回+初期費用3,800円=91,200円
『どんなときもWiFi』:3,480円×24回+初期費用3,000円=86,520円
と、シンプルに計算をしたところ『どんなときもWiFi』のほうがトータル4,680円安い結果になります。
ただ、ちょっと待ってください。『よくばりWiFi』には3つのキャンペーン(2020年2月)があります。
このキャンペーンの適応条件によっては『よくばりWiFi』を激安で契約することが可能です。
- 25ヶ月目以降の契約解除料9,500円免除と端末返却無料(2年契約プラン)
- 端末補償(月380円)の同時加入で最大2ヵ月無料
- NTTカード新規加入と支払いで毎月500円×12カ月間、最大6,000円をクレジットカードご利用代金よりキャッシュバック
キャンペーンを適用後の月額料金は
①の場合、総額86,520円はかわりません。
②月額料金が380円加算さますが2ヶ月後に解約すれば総額83,540円です。
③91,200円-最大6,000円=総額85,200円です。
ちなみに②と③を両方適用した場合、91,200円-7,660円-最大6,000円=総額は77,540円
繰り返しになりますがキャンペーン内容は時期によって内容も違えば終了してしまうこともあります。
ですからキャンペーンを利用できる期間に契約することでお得度は大きく違うということです。
使えるものは使う!タイミングを逃さない!
この二つが重要なことです。
キャンペーンは企業努力でもありユーザーにとっても、ありがたいことです!
『よくばりWiFi』のキャンペーンは特別ハードルが高いわけでもありません。是非ともキャンペーンを利用することをおすすめします。
というわけで月額比較は『よくばりWiFi』の勝利ということです。
【2回戦】端末の性能比較
2回戦目の端末比較は両社、グローカルネット社のU2sを使っています。
この端末は他のモバイルWiFiでも使われていることが多い端末でもあります。
よくばりWiFi | どんなときもWiFi | |
端末名 | U2s | U2s |
モデル | モバイル Wi-Fi ルーター | モバイル Wi-Fi ルーター |
市場価格 | 17,900円~19,800円 | 17,900円~19,800円 |
ディスプレイ | なし | なし |
バッテリー | 3,500mAh | 3,500mAh |
接続時間 | 約12時間 | 約12時間 |
同時接続 | 5台 | 5台 |
通信方式 | クラウドSIM | クラウドSIM |
キャリア | Softbank | Softbank・ドコモ・au |
海外利用 | 対応 | 対応 |
通信方式はどちらもクラウドSIMを使っていますが『どんなときもWiFi』はSoftbank、ドコモ、auのLTE回線を自動的に掴むトリプルキャリアです。
一方『よくばりWiFi』の通信技術もクラウドSIMですが回線はSoftbankのみです。
そのためトリプルキャリアの『どんなときもWiFi』の方が安定した通信ができると思われがちです。
たしかに仕組み上は最適なキャリアを自動的に選択しますが、実際に使っている人達の口コミには電波が突然途切れるといった事象を経験している人もいるようです。
クラウドサーバー上に複数のキャリアのSIMがあり別のキャリアへ電波を繋ぎなおす際に起こる事象なのかもしいれません。
Softbank回線のSIMだけであればキャリア間をまたいで繋ぎなおすことがないため、逆に安定している可能性もあるかも知れません。
では実際の口コミを参考に見てみましょう。
電波MAXかつ通信中に切断され端末の設定を見てみるとIPアドレスがなくなっているのでサポートに連絡したが
どんなときもWiFiでは、回線をランダムに割り当てるシステム上、
一時的に利用ができなくなる場合がございます。
という返事
これ致命的やな「ε:)_コテッ— なも (@namo_gamebike) November 18, 2019
回線をランダムに割り当てしていることが通信の切断に繋がっているようです。
Softbankだけが圏外になるとこは少なく、Softbankが圏外になればドコモ、auも圏外のエリアになる可能性は十分考えられます。
あらかじめSoftbankのエリアは公式サイトで確認することもできるので心配な人はチェックしておくとよいでしょう。
ということで端末の勝負は引き分けということです。
【3回戦】通信(速さ、繋がり)の比較
気になる速度、繋がり具合について比較をします。
よくばりWiFi | どんなときもWiFi | |
測定件数 | 82件 | 4664件 |
平均Ping値 | 56.15ms | 69.38ms |
下り平均速度 | 14.02Mbps | 22.66Mbps |
上り平均速度 | 13.4Mbps | 11.73Mbps |
通信速度について比較
使っている端末はどちらも同じですが通信回線の違い、通信をしている場所、時間によって実測値は異なります。
以下の表は『みんなのネット回線速度』というサイトを参照にした実測結果です。
下記の表の数値は下り速度は『どんなときもwifi』が上回っているのですが、場所、時間を同じ条件としていないため同条件での比較というわけではありません。
『どんなときもWiFi』はトリプルキャリアといっても、Softbank回線を掴んでいることが多いようです。
LTE回線、同じ端末という状況から速度には大きな差はでないのではないでしょうか。
繋がりやすさの比較
これは先ほど解説しましたが、『よくばりWiFi』と『どんなときもWiFi』どちらもクラウドSIMは同じですがトリプルキャリアとシングルキャリアの違いがある為、違いがあるかもしれません。
- よくばりWiFi:クラウドSIM(Softbankのみ)
- どんなときもWiFi:クラウドSIM(Softbank、ドコモ、au) ※トリプルキャリア
クラウドSIMとはクラウドサーバー上の最適なSIMカード情報を自動適用させネット接続をする仕組みです。
クラウドサーバー上に各キャリアのSIMがあり、『どんなときもWiFi』はSoftBank、ドコモ、auがあるのに対し、『よくばりWiFi』はSoftBankのみ、という違いがあります。
トリプルキャリアは電波の拾い直しがある時、一時的に切断してしまう事象がたびたび起こっていようです。(SNS口コミ多数あり)
技術としては最新ですが実際の利用者の声は不満も見うけられることも事実としてあります。
安定感という側面では、今後に期待したい技術ではありますが現段階ではシングルキャリアの方が安定性で勝っているように思われます。
ということで通信回線の勝負では僅差で『よくばりWiFi』の勝利です。
【4回戦】海外利用の比較
中盤戦、次は海外の利用について比較をします。
よくばりWiFi | どんなときもWiFi | |
対応国数 | 113か国 | 107か国 |
料金 | 1日1250円(データ1GB) | 1日1,280円(データ1GB) |
1日1850円(データ1GB) | 1日1880円(データ1GB) |
どちらもクラウドWiFiのため海外で利用することができます。
使い方も簡単で海外に持って行き現地で電源ONにするだけで利用することができます。
- 海外に行くたびにレンタル手続きが面倒・・・
- 海外用wifiの高額請求が心配・・・
- 海外のフリーwifiは安全性が心配・・・
海外のネット接続には手間や心配ごとが多くありました。
しかし『よくばりWiFi』も『どんなときもWiFi』もこのような問題をどちらも解決してくれます。
料金はどちらも差はありませんが『どんなときもWiFi』は利用料金に「海外利用時の盗難・紛失」にあった場合の補償が含まれているため万が一でも安心です。
利便性はどちらも同じですがサービス面では『どんなときもWiFi』が一歩リードしていると言って良いでしょう。
ということで海外利用については『どんなときもWiFi』の勝利ということです。
【5回戦】補償制度の比較
残りの比較もいよいよ後2つになりました。
では補償制度について比較を見てみましょう。
よくばりWiFi | どんなときもWiFi | |
補償料金 | 380円/月 | 400円/月 |
補償内容 | ・機器が水濡れで故障した場合 ・機器が破損した場合 ・機器が全損した場合 | ・機器が水濡れで故障した場合 ・機器が破損した場合 ・機器が全損した場合 |
補償対象外 | 1.お客様の改造による損害 2.盗難・紛失 3.使用による劣化や色落ち等 | 1.お客様の改造による損害 2.盗難・紛失 3.使用による劣化や色落ち等 |
加入方法はどちらも契約時にのみ加入することができます。
また、はじめに契約しても途中で止めるとこも可能です。ただし一度、やめてしまと再加入はどちらもできないため注意しましょう。
料金はわずかに『よくばりWiFi』が20円安い設定です。後発の『よくばりWiFi』が『どんなときもWiFi』をライバル視しているかのような料金設定です。
さらに『よくばりWiFi』は端末補償に加入すると最大で2ヶ月間、月額料金が無料になるキャンペーンを実施しています。(2020年2月現在)
端末補償の内容については引き分けですが、料金面では『よくばりWiFi』の企業努力での勝利と言えるのではないでしょうか。
ということで補償制度の勝負は『よくばりWiFi』の勝利ということです。
【6回戦】解約条件の比較
いよいよ最終対決です。
ここまでの勝負を振り返ってみると
『よくばりWiFi』3勝
『どんなときもWiFi』1勝
一引き分けという結果です。
では最終勝負の解約条件について比較をみていきましょう。
よくばりWiFi | どんなときもWiFi | |
解約金 | 1~12ヶ月 18,000円 13~24ヶ月 12,000円 契約更新月:0円 26ヶ月~ 9,500 | 0〜12ヶ月:19,000円 13〜24ヶ月:14,000円 契約更新月:0円 26ヶ月〜:9,500円 |
契約更新月 | 1ヶ月間 | 1ヶ月間 |
端末返却 | 返却義務あり | 返却義務あり |
どちらも途中解約する場合ペナルティとして上記の金額が発生します。しかし契約更新月については費用が発生しません。
この条件はどちらも同じです。
解約金については24ヶ月目までは『よくばりWiFi』の方が安い設定です。この金額設定も『どんなときもWiFi』をライバル視していることがうかがえる料金設定ではないでしょうか。
また解約時はどちらも端末、付属品の返却義務があるため注意しましょう。万が一返却できない場合、ここもペナルティが課せられ費用が発生します。
返却期限までに返却がない場合、返却時に故障が見られる場合、返却物に欠品がある場合は機器損害金として18,000円(税抜)を請求させて頂く場合がございます。
というわけで最終勝負、解約金の負担が少ない『よくばりWiFi』の勝利ということです。
【比較まとめ】
6項目の内容で比較をしてきましたが
結果は『よくばりWiFi』が4勝1負け一引き分けという内容でした。
よくばりWiFi | 比較 | どんなときもWiFi |
勝ち | 料金 | 負け |
キャンペーン | ||
引き分け | 端末 | 引き分け |
勝ち | 通信 | 負け |
負け | 海外利用 | 〇 |
勝ち | 補償制度 | 負け |
勝ち | 解約 | 負け |
CMで急激に知名度を上げた『どんなときもWiFi』ですが後発で出てきたサービスも負けていないということです。
ただ『どんなときもWiFi』がダメということではなく各社、競争が激しく顧客を奪い合うために企業努力をしているということです。
あらためて今回の結論をいうと『よくばりWiFi』は『どんなときもWiFi』に比べ条件面で勝っているということ。
そして『よくばりWiFi』は買い!
事前にデメリットをしっかり知っておけば買ってから後悔することはありません。
今回の記事を是非とも参考にして頂けると嬉しいです!
【月額最安級】よくばりWiFiの評判を調査!隠されたデメリットの真実