工事不要、コンセントに挿すだけでインターネットが使える「SoftbankAir」に興味を持っている人も多いはずです。
ただソフトバンクの公式サイトにはSoftbankAirのエリアマップは無く、SoftbankAirの対応エリアを調べる方法がちょっと分かりにくくなっています。
そこでSoftbankAirのエリア検索方法と自宅がSoftbankAirのエリア外だった場合の対処法について詳しく見ていきましょう。
まずは検索!SoftbankAirのエリア確認方法
SoftbankAirの対応エリアは
- SoftbankAirの公式サイト
- WIRELESS CITY PLANNINGの公式サイト
- SoftbankAirの受付窓口
で確認することができます。
SoftbankAirで使われている回線は、ソフトバンクのスマホやポケットWiFiの回線とは別なので、ソフトバンクのエリアマップではSoftbankAirの対応エリアは確認できません。
SoftbankAir公式サイトで確認する
SoftbankAirは使う機種や地域によって、インターネットを使う際の最大通信速度が違っています。
住所別下り最大通信速度情報は本来、自分の住んでいる地域でSoftbankAirがどのぐらいの最大通信速度で使えるのかを調べるものなんですね。
そうすると、住所別下り最大通信速度情報にはSoftbankAirが使える地域が掲載されているということになりますよね。
なので住所別下り最大通信速度情報で検索すれば、自宅がSoftbankAirの対応エリア内かどうかが確認できるわけです。
AXGP提供エリア詳細マップで確認する
SoftbankAirでは、ソフトバンクのLTE回線ではなく「AXGP」という回線が使われています。
ソフトバンクはWIRELESS CITY PLANNINGという会社からAXGPを借りて、SoftbankAirのサービスを提供しているわけです。
WIRELESS CITY PLANNINGの公式サイトには、AXGPのエリアマップが掲載されており、こちらでもSoftbankAirの対応エリアが確認できます。
窓口に問い合わせて詳しいエリアを確認する
SoftbankAirの受付窓口に問い合わせることでも、自宅がSoftbankAirの対応エリアに入っているかどうかを確認することができます。
住所別下り最大通信速度情報やWIRELESS CITY PLANNINGのエリアマップでは大まかな対応エリアしか確認できません。
なので窓口に直接問い合わせた方が、自宅が対応エリア内か否かは分かりやすいかもしれないですね。
SoftbankAirのエリアに関する注意点
ソフトバンクの通信サービスの中でもSoftbankAirは少し特殊で、特に対応エリアについては注意しなければならないことがいくつかあります。
これから紹介する注意点をしっかりを理解しておかないと、「SoftbankAirを契約したのはお金の無駄だった」なんてことになっちゃうかもしれませんよ。
ソフトバンクの携帯が使えても安心できない
「ソフトバンクのスマホが自宅で使えるんだから、SoftbankAirも使える」と思っているソフトバンクユーザーも多いはずです。
しかしSoftbankAirは、ソフトバンクのLTE回線とは全く別のAXGPという回線を使って通信します。
AXGPはソフトバンクのLTE回線に比べると対応エリアが狭いですから、自宅でソフトバンクのスマホが使えるからと言ってSoftbankAirも使えるとは限らないわけです。
ですからソフトバンクユーザーであろうとなかろうと、SoftbankAirを申し込む前には対応エリアの確認をしないといけないんですね。
SoftbankAirの通信速度はエリア・周辺環境・機種によって変わる
住所別下り最大通信速度情報があることからも分かるように、SoftbankAirは利用する地域によって最大通信速度が変わります。
また建物の中や地下、山間部、対応エリアと非対応エリアの境界などではSoftbankAir電波が弱くなることがあり、結果的に通信速度も落ちてしまいます。
さらにSoftbankAirの機種によっても最大通信速度が違うので、自分がどの機種を使うかでもSoftbankAirの通信速度が変わる可能性があるんですね。
このように様々な条件でSoftbankAirの通信速度は変わりますから、対応エリア内でも十分な通信速度が出ないことも考えられます。
SoftbankAir提供エリアでも一部申し込みできないエリアがある
SoftbankAirの申し込みの際に詳細なエリア判定が行われるんですが、そこで対応エリア外と判定されるとSoftbankAirの申し込みが断られます。
地域によってはSoftbankAirの対応エリア内なのに通信速度が極端に遅い、ほとんど繋がらないといったことがあります。
なので自宅がSoftbankAirの対応エリア内であったとしても、実際に申し込んでみないとSoftbankAirが使えるかどうか分からないこともあるというわけです。
夜間は速度制限のため、通信速度が低下する
住所別下り最大通信速度情報のページ内に「ご利用の集中する時間帯(夜間など)」は、「速度制限のため、通信速度が低下する」場合があると書かれています。
(「」内は引用)
もちろん毎夜通信制限がかかるわけではないものの、速度制限が実施されているアナウンスも無ければ、何曜の何時ごろ速度制限がかかりやすいといった情報もありません。
そのためSoftbankAirには、いつ速度制限がかかるか分からない、速度制限がかかっていることも分からないという怖さがあるんですね。
契約後に使えない・エリア外の場合、キャンセル制度が使える
申込時にエリア判定が行われますが、契約後に自宅がエリア外でSoftbankAirが使えないことが判明するケースも稀にあります。
SoftbankAirは「初期契約解除制度」の対象ですから、契約後8日以内であれば違約金無しでSoftbankAirを解約することができますよ。
ネットで申し込んだ場合はSoftbankAirのコールセンター、店舗で申し込んだ場合は申込店舗に連絡して初期契約解除を申し出ましょう。
ただし初期契約解除では違約金無しで解約できるだけで、契約事務手数料は返金されませんし、利用開始から解約までの利用料金も請求されます。
引っ越し先がエリア外でも解約する場合、費用が発生する可能性がある
引っ越しする場合、事前に住所変更の手続きをしておけば、引っ越し先に端末を持って行くだけで引き続きSoftbankAirが利用できます。
しかし現在の自宅ではSoftbankAirが使えるけど、引っ越し先は対応エリア外でSoftbankAirが使えないといったことも考えられます。
この場合は、引っ越しした日から8日以内であれば違約金無しでSoftbankAirを解約することができます。
ただしSoftbankAirの端末の分割払い期間は3年ですから、SoftbankAirの端末を購入していて利用開始から3年以内の引っ越しによる解約では端末代の未払い分を精算しなければいけません。
月1,620円の36回払いですから、利用開始から1年で解約すると38,880円、2年だと19,440円を支払うことになります。
SoftbankAirの今後の拡大予定エリアは?
SoftbankAirのAXGPは今のところ対応エリアが狭いものの、今後はどんどん広がっていく・・・と言いたいところですが、AXGPのエリア拡大はあまり期待できません。
AXGPの回線事業者であるWIRELESS CITY PLANNINGのエリアマップには、2020年4月以降の拡大予定エリアも掲載されています。
2020年3月現在の対応エリアと拡大予定エリアは一応色分けされているんですが、パっと見た感じではほとんど色の違いが分かりません。
現状の拡大予定エリアはほんの一部のみで、今後も少しずつ広がっていく感じで、急激なエリア拡大は期待できないですね。
SoftbankAirのエリア対応ならモバレコAirがおすすめ
自宅が対応エリア内に入っていて実際にSoftbankAirを利用するなら、「モバレコAir」というサービスがおすすめです。
モバレコAirは、ソフトバンクと業務提携した「グッドラック」という会社が提供する通信サービスです。
端末はもちろん通信に使う回線もSoftbankAirと同じで、簡単に言うとスマホの格安SIMみたいなものなんですね。
ですからSoftbankAirの利用料金が
- 1~12か月目・・・月額3,800円
- 13か月目以降・・・月額4,880円
なのに対して、モバレコAirの利用料金は
- 1~2か月目・・・月額1,970円
- 3~24か月目・・・月額3,344円
- 25か月目以降・・・月額4,880円
とかなり割安です。(端末購入の場合)
さらに28,000円のキャッシュバックが貰えるチャンスもありますから、SoftbankAirを利用するならモバレコAirがおすすめですよ。(端末レンタルだとキャッシュバック対象外)
ソフトバンクエアーの悪い評判に騙されるな!料金、メリットとデメリットを徹底解説
SoftbankAirがエリア外だった時の対処法!代替回線は?
自宅が対応エリア外でSoftbankAirが使えない場合は、
- WiMAXホームルーター
- ソフトバンク光
- NEXTmobile
を代替回線として利用すると良いですよ。
いずれもほぼ日本全国で使えますから、SoftbankAirが対応エリア外でも先の3つなら使える可能性が高いですよ。
GMOとくとくBBのWiMAXホームルーター
SoftbankAirと同じようにコンセントに挿すだけでインターネットが使えるということで注目を集めているのが、WiMAXホームルーターです。
もちろん通信量無制限ですし、対応エリアはSoftbankAirよりはるかに広く、電波状況も年々改善されており、現在では固定回線代わりとしても十分使えます。
WiMAXには約20のプロバイダがありますが、WiMAXホームルーターを利用するのであれば「GMOとくとくBB」がおすすめですね。
特に料金は安くないものの、端末代は無料で、何と言っても高額キャッシュバックが貰えます。
以前はキャッシュバックが貰えるWiMAXプロバイダいくつかありましたが、現在20,000円以上の高額キャッシュバックが貰えるのはGMOとくとくBBぐらいです。
WiMAXはプロバイダによって通信品質が変わることが無いので、WiMAXホームルーターを使うなら高額キャッシュバックが貰えるGMOとくとくBBがお得なんですね。
GMOとくとくBB WiMAXの悪い評判は本当?メリット、デメリットから分かった真実!光回線のソフトバンク光
SoftbankAirの代わりに、ソフトバンクの光回線サービスである「ソフトバンク光」を使うのもアリです。
ソフトバンク光はNTTのフレッツ光回線を使う光コラボですから、最大通信速度は1Gbpsで安定性も高くなっています。
申し込みから開通まで1か月前後かかるのが難点ですが、ソフトバンクスマホとソフトバンク光を一緒に使うことでセット割が適用されるのもメリットですね。
また代理店でソフトバンク光を申し込むと、有料オプション加入などの条件無しで20,000円以上のキャッシュバックが貰えることもあります。
4GLTE回線のNEXTmobile
NEXTmobileはソフトバンクの4GLTE回線を使ったポケットWiFiサービスです。
ソフトバンクの代理店とのことですが、簡単にソフトバンクの格安SIMみたいなものと考えておけばOKです。
4GLTE回線を使うだけに、SoftbankAirはもちろんWiMAXよりも対応エリアが広く、繋がりやすくなっています。
ただNEXTmobileには通信量無制限プランが無く、月20GBと月30GBのプランしか選べません。
また最大通信速度が150Mbpsですから、実際にインターネットを使う際の通信速度もSoftbankAirやWiMAXより遅い可能性が高いです。
なのでNEXTmobileは固定回線代わりとしては少し力不足ですが、SNS中心で動画はあまり見ないのであれば十分に使えますよ。
【注意】ネクストモバイルの無制限プラン終了。ヘビーユザーにはおすすめできない!まとめ
SoftbankAirの対応エリアは少し狭い上に、対応エリア内であっても繋がらない地域もあります。
そのため事前に対応エリアを確認していても、SoftbankAir申込時にエリア外と判定されてしまうことも考えられます。
ですからSoftbankAirはあくまで第1候補として検討し、SoftbankAirがエリア外となった場合の第2・第3候補も同時に検討しておいた方が良いですよ。
ソフトバンクエアーの悪い評判に騙されるな!料金、メリットとデメリットを徹底解説