賃貸アパートで念願の一人暮らしを始めたけど、部屋でネット回線を使えるようにするにはどうすれば良いか分からないなんてことありますよね。
そこで賃貸アパートの部屋にネット回線を引く手順について、初めての人にも分かりやすく説明していきましょう。
アパートが対応している光回線を確認しよう!
アパートの部屋にネット回線を引くには、まずアパート自体が光回線に対応しているかどうかを確認しましょう。
アパートにすでに光回線が導入されているのであれば、どういった種類の光回線が使えるのかも確認しておきましょう。
光回線の有無や種類は大家さんや管理会社に聞けば分かりますし、ついでに申込先や申込方法も確認しておくと良いですよ。
フレッツ光系の光回線
アパートにフレッツ光系の光回線が導入されている場合は、フレッツ光以外に
・ドコモ光
・ソフトバンク光
などの「光コラボ」と言われる光回線サービスも利用できます。
(光コラボ事業者は数百に上る)
光コラボはNTTからフレッツ光の回線を借りて光回線サービスを提供するもので、スマホで言うところの格安SIMみたいなものなんですね。
なので同じフレッツ光の回線なんですが、光コラボだとフレッツ光よりも安い料金で使うことができますよ。
また特定のキャリアスマホと特定の光コラボを一緒に使うことで、セット割が受けられることもあります。
光コラボ主要16社の料金と契約期間を比較。縛りの有り無しどっちが得?auひかり、NURO光などの独自回線
比較的新しいアパートだと
・auひかり
・NURO光
といった独自回線の光回線が導入されていることもあります。
独自回線を使った光回線には「通信速度が速い」というメリットがあります。
フレッツ光や光コラボの最大通信速度が1Gbpsなのに対して、NURO光は最大2Gbpsとなっています。(auひかりは最大1Gbps)
さらにauひかりもNURO光も一部地域では最大5Gbps・10Gbpsのサービスも利用できますよ。
NURO光とauひかりを7つの項目で徹底比較。どちらを契約すべきか分かりやすく解説 NURO光の最新対応エリアと今後の拡大予定は?対応エリアの確認方法まとめ!電力系の光回線
西日本エリアのアパートでは
・コミュファ光(中部電力)
・eo光(関西電力)
・メガエッグ(中国電力)
・ピカラ(四国電力)
・BBIQ(九州電力)
といった電力系の光回線が導入されていたりします。
電力会社の管内のみとエリアを限定することで、通信の安定性が非常に高くなっています。
さらに光回線・電気・ガスをまとめて契約するとセット割が受けられるのでお得ですよ。
アパートが対応している光回線の設備を確認しよう!
アパートでは、共用部までしか集合住宅向けの光回線が開通していないこともあれば、すでに各部屋まで集合住宅向けの光回線が引かれているケースもあります。
共用部までしか光回線が引かれていない場合は、自分の部屋まで光回線を引き込む工事を行わないといけません。
なので大家さんや管理会社に申込先を確認して、自分で光回線の開通を申し込むことになります。
すでに部屋に光回線が引かれている場合は特に手続きの必要は無く、入居後すぐに部屋でインターネットが使えます。
アパートに集合住宅向けの光回線が導入されていない場合は?
少し古めのアパートだと集合住宅向けの光回線が導入されていないといったこともあります。
この場合は、使える光回線を自分で探して申し込まないといけません。
自分で一から光回線を探すことになるので、アパートに光回線が導入されている場合よりも手間がかかります。
戸建てプランで引き込む
光回線が導入されていないアパートに光回線を引き込む場合は、「戸建てプラン」を利用しなければいけません。
光回線が導入されていないアパートでは、戸建てと同じように1本の光ケーブルを独占することになるので、アパートであっても戸建てプランが適用されてしまうんですね。
集合住宅プランだと月額4,000円前後ですが、戸建てプランは月額5,000円前後と月1,000円ほど料金が高くなりますよ。
オーナーまたは管理会社の許可も必要
光回線が導入されていない賃貸アパートの部屋に勝手に光回線を引き込むことはできず、必ず事前に建物のオーナーか管理会社に許可を貰う必要があります。
別に悪いことをしているわけじゃありませんが、勝手に光回線を部屋に引き込むと後々オーナーや管理会社とトラブルに発展する恐れが大です。
場合によっては契約違反で強制退去なんてことにもなりかねませんから、必ずオーナーや管理会社に許可を貰ってから光回線を申し込むようにしましょう。
壁に穴を開ける場合もある
光回線の開通工事では、電信柱からアパートの部屋の中に光ケーブルを引き込むのに壁に穴を開けることがあります。
通常は固定電話の配線穴やエアコンの配管穴などを使いますが、これらの穴に光ケーブルを通す物理的なスペースが無い場合には壁に穴を開けざるをえないんですね。
工事業者としても勝手に壁に穴を開けるわけにはいかないので、壁に穴を開けることも含めて、オーナーや管理会社に許可を貰っておく必要があるわけです。
建物によっては引き込みできない場合も
アパートによっては、光回線を導入していないんじゃなくて「光回線が導入できない」場合もあるんですね。
例えば、アパートと光ケーブルが来ている最寄りの電信柱の距離が離れすぎていて、物理的に開通工事を行うことが困難といったことが考えられます。
また隣に建物の敷地内を通らないと光ケーブルが引き込めず、隣の建物の所有者の許可が得られないためアパートに光回線が開通できないこともあります。
このように光回線が導入できないアパートもありますから、オーナーや管理会社に「アパートに光回線が導入されていない理由」もしっかり確認しないといけませんよ。
引き込みできない場合はモバイル回線という選択肢も
オーナーや管理会社に光回線開通の許可が貰えない場合や何らかの理由でアパートに光回線が引き込めない場合にはポケットWiFiなどのモバイル回線を使うという手もあります。
賃貸アパートに住んでいてスマホを新規契約するのに、わざわざオーナーや管理会社に許可をもらう必要はありませんよね。
それと同じで、モバイル回線であればオーナーや管理会社の許可なしで使うことができますよ。
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モバイル回線は電波を使って通信しますから、光回線のような物理的なケーブルを必要としません。
なのでモバイル回線であれば、開通工事なしでアパートの部屋にネット回線を引くことができるんですね。
工事不要だと建物に傷を付ける心配も他の入居者に迷惑をかけることもないので、オーナーや管理会社の許可も不要というわけです。
工事の立ち会いもいらない
光回線の開通工事では室内でも作業を行うので、必ず工事への立ち会いが必要となります。
立ち会いが必要ということで開通工事は土日に行ってもらうことになり、結果的に光回線の申し込みから開通までに時間がかかってしまいます。
(土日は工事業者も忙しい)
その点モバイル回線は、そもそも開通工事が不要ですから、当然工事への立ち会いも必要ありません。
開通までに1週間程度
モバイル回線は申し込んでから開通まで、どんなに時間がかかったとしても1週間程度です。
早ければ、ネットで申し込んだ場合は1~2日、店舗での申し込みだと即日開通も可能となっています。
光回線はどんなに早くても申し込みから開通まで2週間、通常は1か月程度、遅いと3か月以上待たされることもあります。
【最強LTE対決】無制限ポケットWiFiおすすめ7選。料金、速度をガチで比較! ソフトバンクエアーの悪い評判に騙されるな!料金、メリットとデメリットを徹底解説WEBサイトから申し込みをする
アパートの部屋で使う光回線はWEBサイトから申し込むのが便利です。
WEBサイトだと24時間365日いつでも自分の都合に合わせて申し込めますし、自分にとって不要なオプションは付けなくても良いんですね。
さらにキャッシュバックなどの特典が貰える可能性もあるので、光回線はWEBサイトで申し込むのが便利でお得ですよ。
フレッツ光(光コラボ)の申し込み窓口
フレッツ光やフレッツ光の回線を使う光コラボを申し込む場合は、【光コラボ比較ナビ】というWEBサイトがおすすめです。
名前・電話番号・住所を入力するだけで、利用可能な光コラボを探してくれます。
また
・料金が安い
・高額キャッシュバックが貰える
・通信速度が速い
・申し込みから開通までが早い
といった要望にも応えてくれるので、必ず自分に合った光回線が見つかります。
申し込みから開通工事の日程調整まで電話1本で済ませられ、面倒な光回線探しや申し込み手続きが光コラボ比較ナビだと簡単にできますよ。
NURO光の申し込み窓口
NURO 光を申し込む場合には、NURO光のキャンペーンサイトから申し込むのがおすすめです。
NURO光にも代理店があるんですが、公式のキャンペーンサイトが一番お得だったりするんですよね。
公式キャンペーンサイトから申し込むと、オプション加入などの条件なしで45,000円のキャッシュバックが貰えます。
さらに40,000円の開通工事費が実質無料、設定サポートサービスが1回無料の特典も付きます。
auひかりの申し込み窓口
auひかりを申し込む場合は、「NEXT」という代理店サイトがおすすめです。
NEXTでauひかりを申し込むと最大40,000円のキャッシュバックが貰え、さらに光電話も同時に申し込むとキャッシュバック金額が最大47,000円にアップします。
ただし40,000円や47,000円のキャッシュバックを貰うには
・BIGLOBE
・So-net
・@nifty
の中からプロバイダを選ばないといけません。
3社とも大手プロバイダですから、キャッシュバックのために選択肢が限られたとしてもそれほどデメリットにはならないですね。
開通工事費実質無料の公式特典ももちろん付きますし、キャッシュバックを貰うのにオプション加入などの条件もありませんよ。
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アパートの光回線、工事から開通まで
光回線の申し込みが済んだら、後は開通工事、光回線の初期設定を経てアパートの部屋で光回線が使えるようになります。
開通までの期間は?
光回線の申し込みから開通工事までは早くて2週間、一般的に1か月程度、遅いと2~3か月かかることもあります。
光回線の工事業者は引っ越しシーズンに忙しくなりますから、3月4月に申し込むと開通工事が2~3か月後になってしまう可能性が高いですね。
また光回線の種類によっても開通工事までの期間が多少違い、
・フレッツ光・・・2週間から1か月
・光コラボ・・・1か月程度
・NURO光・・・1~3か月
・auひかり・・・1か月以上
となります。
フレッツ光なら最短2週間で開通できますが、それ以外の光回線だとどんなに早くても申し込みから1か月は待たないといけないんですね。
工事の内容は?
光回線の開通工事では、まずアパートの共用部もしくは最寄りの電信柱から室内に光ケーブルを引き込みます。
引き込んだ光ケーブルの室内配線を行い、ONUやモデムといった回線終端装置を設置します。
そして最後に、工事業者が持参したパソコンを光回線に接続して、実際に光回線が開通しているかどうかを確認して開通工事終了となります。
申し込みから開通工事まで待たされますが、開通工事自体にかかる時間は1~2時間程度です。
パソコンやスマホが使えるように設定が必要
開通工事が終了した段階では、アパートの部屋に光回線が開通しただけでまだインターネットは使えません。
パソコンやスマホを光回線に繋いでインターネットを使うには、ONUやモデムといった回線終端装置の初期設定が必要です。
マニュアルがあるのでそれほど難しくはないんですが、初めて光回線を開通させた場合にはちょっと手間取る作業ではあります。
なので自分で回線終端装置の初期設定を行う自信が無い場合は、初期設定を代行してくれるプロバイダの訪問サポートオプションを申し込んでおきましょう。
WiFi環境にするには?
せっかくアパートの部屋に光回線を引いたんですから、WiFiが使える環境にもしておきたいですよね。
光回線をWiFi化するには「無線LANルーター」という機器が必要です。
回線終端装置と無線LANルーターをLANケーブルで繋ぎ、無線LANルーターに初期設定を施せば部屋でWiFiが使えるようになります。
無線LANルーターは家電量販店や通販サイトでも購入できますし、光回線のプロバイダによっては無料でレンタルできる場合もありますよ。
アパートやマンションで無線LAN環境(wifi)をつくる方法まとめ
アパートの部屋で光回線を使う場合には、まず光回線が使えるかどうかなどアパートの光回線対応状況を確認しましょう。
部屋で光回線が使えることが分かったら、キャッシュバックが貰えてお得なWEBサイトで光回線を申し込みます。
後は開通工事が行われるのを待つだけで、開通工事が実施されればアパートの部屋で光回線が使えるようになります。
大まかな流れではありますが、こうしてみるとアパートの部屋に光回線を引くのってそんなに難しいことじゃないんですね。
アパートやマンションで無線LAN環境(wifi)をつくる方法